FileMaker Server作業記録6: WebDirect用サイトからリバースさせる

 

概要

(1)リバースをさせるのにリバースプロキシという機能を利用する。リバースプロキシとは、要求を受けるサーバーと応答の処理をするサーバーを分ける仕組みである。本来は複数サーバー間で実装することで負荷を分けたりセキュリティを高めたりするのに使われる。

(2)これをIISを使ってFMWebSiteへのリバースをsite1とsite2に設定する。リバース先は、IPアドレスで指定することも可能だが、同一サーバー内で実装する場合はIPアドレスが同じなため無限ループが発生してしまう。FMWebSiteにドメインを振ったのはこれが理由である。

 

リバースプロキシの設定(site1)

(1)ワーカーマシンで、IIS->site1.com->URL書き換え
※URL書き換えがない場合は、Web Platform Installerで”URL Rewrite”をインストールする。
※場合によっては”Application Request Routing”が必要になる。(要調査)

(2)規則の追加->リバースプロキシ
受信の規則 : “site0.com”
SSLオフロードを有効にする : on
 [2019/02/05更新] ここをoffと記載してましたが間違いでした。
HTTP応答のリンクのドメイン名を書き換える : off

 

[躓いた点]
いろんなサイトを参考にしながらやってて、規則を作成した時に設定をいろいろいじってたが、リバースがなかなかうまくいかなかった。そこで一旦規則を削除してから作成しなおして、何もいじらずにテストしてみたら普通にリバースできた。

 

 

site2

※site2について、同様の手順を行う。

 

 


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目次
FileMaker Server作業記録1: WebDirectをSSLに対応した複数ドメインのサイトで運用する
FileMaker Server作業記録2: FileMaker Serverを2台のマシンで展開する
FileMaker Server作業記録3: WebDirect用サイトを作成する
FileMaker Server作業記録4: ドメインを振る
FileMaker Server作業記録5: SSLを導入する
FileMaker Server作業記録6: WebDirect用サイトからリバースさせる
FileMaker Server作業記録7: シンプルなURLからリダイレクトさせる

 
 

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