さくらVPSのWindowsサーバーで、追加ストレージを使用する

 さくらVPSでは、追加ストレージを使用して、サーバーで使用できる外部ドライブを用意できる。ただし、さくらVPSの追加ストレージは、基本的にLinuxサーバーで使用するもので、Windowsサーバーで使用するには一工夫が必要になる。

具体的な手順:

  • NFSクライアントのインストール:

Windowsの「サーバーマネージャー」を開き、「役割と機能の追加」から「NFSクライアント」を追加

  • ユーザーマッピングの設定:

WindowsのC:\Windows\System32\drivers\etcディレクトリに、passwdgroupファイルを作成。

passwdファイルには以下の内容を設定する。
<Windows上のユーザ名>:x:<UID>:<GID>:::

groupファイルには以下の内容を設定する。
<Windows上のユーザーのグループ名>:x:<GID>:

ここで、さくら追加ストレージのデフォルト管理者ユーザーはUID:0、GID:0である。

例:

passwdファイル Administrator:x:0:0:::

groupファイル Administrators:x:0:

  • NFSボリュームのマウント:

コマンドプロンプトを管理者権限で開き、以下のコマンドを実行。
mount -o fileaccess=766 mtype=hard <追加ストレージのアドレス>:/export N:

例:
mount -o fileaccess=766 mtype=hard 192.168.1.4:/export N:

 この手順で、追加ストレージをWindowsのローカルドライブ(Nドライブなど)にマウントでき、エクスプローラー上に表示されるようになる。

投稿者プロフィール

奥田
スモールの未来探究部 所属
FileMaker開発エンジニア

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