FileMaker Server作業記録3: WebDirect用サイトを作成する

 

概要

(1)WebDirectはFMWebSiteによって動作するが、データベースごとに独立したサイトのように見せるための2つのサイト(以下、site1、site2)を作成する。

(2)サイト名やサイトのフォルダ名任意だが、後で作成するドメインに合わせると分かりやすいためここではそのようにする。(以下、site1.com、site2.com)

(3)デフォルトのサイトとしてDefaultWebsiteというサイトがWindowsに最初から存在するが、FileMaker ServerをインストールしたときにDefaultWebSiteを停止してFMWebSiteを作成するようになっている。FileMaker Serverを利用するサーバーではFMWebSiteをデフォルトのサイトと考えればいい。

(4)Webサイトのフォルダは一般的にinetpubに作成する。ただしFMWebSiteは別の場所にある。

 

サイトのフォルダの作成(site1)

(1)ワーカーマシンで、inetpubの下にフォルダを作る。
※フォルダ名 : “site1.com”

 

 

サイトの設定(site1)

(1)ワーカーマシンで、IIS->サイト->Webサイトの追加
サイト名 : “site1.com”
物理パス : 「site1のフォルダのパス」
種類 : “http”
IPアドレス : “未使用のIPアドレスすべて”
ポート : “80”
Webサイトを直ちに開始する : off
※この状態でサイトを開始するとFMWebSiteとぶつかる。

 

 

site2

※site2について、同様の手順を行う。

 

 


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目次
FileMaker Server作業記録1: WebDirectをSSLに対応した複数ドメインのサイトで運用する
FileMaker Server作業記録2: FileMaker Serverを2台のマシンで展開する
FileMaker Server作業記録3: WebDirect用サイトを作成する
FileMaker Server作業記録4: ドメインを振る
FileMaker Server作業記録5: SSLを導入する
FileMaker Server作業記録6: WebDirect用サイトからリバースさせる
FileMaker Server作業記録7: シンプルなURLからリダイレクトさせる

 

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